「5・10 多摩川衛生組合で相次ぐ事故・不祥事をただす市民集会〜納税者の立場で、ごみ処理を考える〜」集会参加のお願い

稲城市にある多摩川衛生組合は、稲城市、狛江市、府中市、国立市の4市の可燃ごみや、不燃ごみから資源物を取り出した残渣物の焼却処理などを行なう一部事務組合(地方自治法に基づく特別地方公共団体)です。市民生活には欠かせない役割を担っています。

わたしは2010年に塩酸漏えい事故で焼却炉が停止したり、有害ごみである蛍光管や乾電池などを焼却処理していた問題を議会で一般質問し、事態が公になって以降、ずっと多摩川衛生組合の問題を追ってきました。

問題が公になったことで、11年3月には事故調査委員会による再発防止の対策を打ち出したのですが、その後も11年秋には労働安全衛生法違反の危険作業を作業員に指示したり、今年の2月には水素爆発を起こすなど、不祥事や事故が続いています。

じつは、11年7月に、多摩川衛生組合職員や委託運転員の中から「実は創業当初からさまざまなものを焼却してきている」という内部告発がなされています。しかし、多摩川衛生組合は告発内容を無視し、しかも内部告発者へのパワーハラスメント(業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えるなどの行為)を強めています。

さまざまな不祥事は、偶然に起こったのではなく、根本的な管理運営に問題があるのではないのか? と考え、わたしを含めた有志で市民グループを立ち上げ、この間、多摩川衛生組合に対して、事故にいたる管理体制についての情報公開請求や、内部告発者へのパワハラをやめるように要請するなど、税金(構成4市からの負担金)でまかなわれている多摩川衛生組合に対して、適正な運営を求め、情報・意見の交換や交渉を行なってきました。

このたび、以下のように、多くのみなさんにこれまでの事故・不祥事の経過と、私たちの内部告発者を守る取り組みなどの活動を報告し、今後に向けた情報交換の場にしたいと思い、集会を企画しました。

偶然ですが、宮城県女川町の災害廃棄物を東京都が受け入れを決め、多摩地域では多摩川衛生組合も受け入れ施設と名指しされましたが、受け入れに当たっての住民説明会が翌日11日に行なわれることが決まっています。集会ではその問題もとりあげます。ぜひご参加お願いします。

◆日時 5月10日(木)18時半〜20時半
◆場所 府中グリーンプラザ7階 第5会議室(府中駅北口改札出 てすぐ)
◆主催・共催 伊藤健一さんを守る会
多摩川衛生組合のありかたを考える市民の会(準備会)
◆連絡先 伊藤健一さんを守る会  共同代表 重田 042−502−0564