「代理人」交代にあたっての想い

 2007年から8年間「代理人」を務めました。振り返って、なんと振幅の多い年月だったか、と思わずにはいられません。
 自民党政権から民主党に政権が移り、一時は世の中変えられる!と期待しましたが、2011年のあの大震災、原発事故の衝撃と、今に至る安倍の強権政治は、堪え難いです。最後の1年余りは府中市議会の場で、秘密保護法や集団的自衛権、原発再稼働に反対する意見を私が述べることになるとは…とんでもない時代です。あっという間に時代の局面が変わることを、まさに体感しました。

 先日、沖縄の辺野古新基地に反対する国会包囲行動(5月24日)に参加しました。
 この日は1万5千人が集まり「包囲」を実現しましたが、一周してみて、若い人が少ないなあ、と思いました。私たちの想いの一方的な押し付けではなく、若い世代へ私たちが残したいことは何かを伝え、若い世代の思いも聞かなくてはいけないと危機感を持ちました。
 「デモや直接行動で何が変わるの?」という若い人たちにとっては、それが行動提起の魅力のなさなのかもしれない、という柔軟な思考を私たち還暦世代は真摯に持たないと、見放されてしまいます。おそらく地域活動も同じではないかと思いました。