元気に歩いています。出会いは宝

先日お会いした女性は、挨拶もそこそこに堰を切ったように話をしてくださいました。
「私はこのところ、たくさんの人に聞き取り調査をして、女性史の本を作る作業を進めているんだけど、大変な思いをしてまとめた本が、もうすぐ出来上がるのよ!今まとめておかなくては、彼女たちの生きた跡は誰にも伝えられない。それを思うと、今やっておいて本当によかった…」とその方は、私の友人Wさんのお知り合いでした。
「歴史というのは、記録してないと、それはなかったことになってしまうのよ」とWさん。記録するということの意味を考えさせられました。

さらに数日後。年配の方でとてもしっかり、きっぱりとお話をされる女性とお会いしました。
「私は本当にくやしいの!あんな柳沢大臣みたいに、女を子ども産む機械だなんて!どんなに子育てが大変なことか。それなのに男はろくにそのことを考えないで、家のことは何もしないで、女はだめだ、だめだと…私も若いころ、女がばかにされる世の中を変えようと頑張っていたのに、ちっとも世の中変わっていないっ!」

女性も男性も一人一人が社会の中で認められ、暴力も人権侵害も受けることなく、自分らしく生きていける男女平等社会の実現を目指して活動し、生活されている方が、こんなにすぐそばにいらっしゃる・・・。

本当は、府中ネットの政策を広げるために私が話をしなくてはいけないのに、逆にエネルギーをもらっています。この人たちの話をもっと聞きたい…地域を歩くことがなければ、こんな貴重な出会いはなかったと思うと、感慨深い日々です。