新たな年が明けました。

2008年もよろしくお願いします。

7日、8日、10日に、朝のアピールを、武蔵野台駅、多磨霊園駅、東府中駅で行ないました。12月議会の報告と、1月27日投票の市長選挙に向けた、私たちの市長選政策を伝えるためでした。
とくに、ゴミの有料化、ダストボックス撤去についてのアピールには反応があり、市民の関心の深さがうかがえました。しかしこの間の議会での議論は、ダストボックスを残すか、どうかに終始していました。私たちはそれは、有害なゴミを環境中から減らす目的のための本質的な問題ではない、と訴えてきました。問題は、どんな形で、どんなゴミを、誰が費用を負担して処理するかであって、ダストボックスかどうかというサービスの形ではないいうことです。その視点がなくては、サービスは変わってもゴミの量は減っていかないと思います。市はそのことを議論をしようという姿勢に欠けていたと、議会での答弁を聞いて思ってきました。
今の市政は、結果的に議論を避けています。わたしが実感したのは、議会では多数派である『与党』の前に、市が出して来る政策案はとおり、反対意見は結果的にないものになってしまう現実でした。しかもその案も、直前になるまで出されない。ちゃんと討論させないということなの?!と思うことたびたびでした。
「市民の間に入って、説明する、説明責任を果たしてほしい」と議会で訴えることはできます。しかし反論材料さえ用意できないタイミングで出されてくる政策案に、本当は議論しないで通すことが目的、それで議会は通るのだから、という市の意図を感じてしまうのでした。このような市政や議会が長年続いてきたわけです。
今度の市長さんには、環境問題を言うなら、ゴミの問題と身近な環境保全を、福祉と教育を言うなら、ソーシャルインクリュージョンの実現を、どんな形がよいか、どんな進め方がよいか、まず市民の意見を聞くところからはじめるという姿勢を持ってほしいと思います。トップダウンでは、お金をかけても市民にとって納得の得られる施策は生まれてこない、と思います。