内容は、総床面積6100㎡に
①市民活動サポートセンターとして国際交流サロン、NPO・ボランティアセンター、キッズスペース、活動的なシニア層のための交流拠点(退職した人たちのためらしいが、意味不明)
②総合情報センター
③会議室などコミュニティセンター
④小ホール(コンベンションルーム)などの機能をもった施設の整備で、配置図とともに示されました。
非公式の協議会は、議決の場ではありません。私は「承認できない」と訴えましたが、公式の議論も議決もなく、「了承」になってしまいました。
この公共施設整備計画は2008年にいきなり出された、総合計画にもない事業ですが、来る3月に東京都へ組合設立認可を申請し、いよいよ本組合としてスタートするスケジュールにあわせ、市はこの計画を示しておく必要があったのです。しかしこの案を見ると、今のグリーンプラザ、国際交流センター、市民会館などに同じような施設があります。昨年、駅周辺のそれらの施設をどうするのかの「検討プロジェクトチーム」を庁内に立ち上げたことが議会に報告されましたが、その「チーム」でどんな検討がされたのか、結果はどうだったのかは明らかにされませんでした。
さらに、財政の面でも問題があることは、これまでもここで書いてきました。ですから、新たな「公」の施設を市の負担(税金)で作る必要があるとは思えません。
逆に、南口再開発事業を進める側にとっては、経済状況などから事業の厳しさが予測されます。この施設のための床を買うお金、買った後の整備にかかるお金は、いまだにきちんと示されておらず、「再開発事業を成り立たせるため公共施設を作る」(議会での副市長の言葉)というならば、最終的に市が補填する事態になりかねないと危惧しています。
協議会での「了承」を受け、2月11日の市の広報に、計画についての市民のパブリックコメントを求める記事が掲載されています。「走り出したら止まらない公共事業」の例に漏れないこの計画ですが、市に対して、事業の進め方、施設の内容に市民の声が生かされたかなどの疑問の声を届けてくださるようお願いします。