東京電力の「計画停電」は一方的で、「災害弱者」無視です

 
 昨日(3月20日)、以前からの予定通り、まえだ弘子と街づくりの会の事務所開きイベントでバザーを行いました。収益金はすべて東北関東大震災被災地への義援金としますという呼びかけに、70650円もの寄付が集まり、少しでも力になりたいという近隣の方々の気持ちを感じました。
 参加された方からも、「原発事故で怖さを実感した。節電を心がけるけど、必要以上の電力を使っている今の社会を見直して、原発が要らないといいたい」「石原知事の『天罰』発言は許せない」「統一地方選挙では、災害時に自治体が障がい者や高齢者に配慮した対策を立てているかを訴えてほしい」といった声が上がりました。

 ところで、私はまだ「計画停電」なる「計画的隠蔽」にこだわっています。「これは11日夜の『帰宅制限』と同様、首都有事の『予行演習』みたいになった。試されているようだ」などという参加者の意見もあります。東北電力の「計画停電」計画は被災者への追い討ちだと怒りましたが、回避されました。しかし首都圏でも、病気の人、高齢者や障がい者やその家族にとっての影響は深刻です。「計画」というならその根拠や情報が示されるべきです。

 3月18日夕方のテレビニュースで、東京電力の一日の供給電力と、実際の消費電力の推移の時間帯ごとのグラフを出していました。もちろん節電は、今後も追求すべきことだと思います。しかし電気は節電した分を貯めて足りない時に回すのは難しいのですから、「計画停電」が消費のピークが供給を上回ることを避けるために行なうというなら、東京電力もメディアを通じて、基本的にこれを朝から夜まで、定期的に報じて、人々に今どのくらいの電力が使われているのかを知らせることが、事業者の責任だと思います。

 以下、情報提供です。

東北関東大震災(東北地方太平洋沖地震)障害者救援本部のサイト
http://shinsai-syougaisya.blogspot.com/

東京都救援物資受付のサイト
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/03/20l3hd00.htm