読んで驚くのですが、とにかく、安全だということしか書いてありません。その根拠となるデータも示されていません。
放射能について毎日のように報道されるなかで、これをこのまま信じてしまう人がいるとは思えないのですが、こんな冊子を配る厚生労働省が、国民の健康を保障できるのか、不安でなりません。
市の学務保健課に聞きましたら、この冊子は市内の保育園と幼稚園に配られたことは確認していましたが、厚生労働省から「配ります」という連絡が来ただけで、私たちが配ったものではありません、という弁明です。
しかし、文化センターに置いてありますし、市の健康推進課のホームページでも案内されています。市の公式見解といってもよいと思います。
ご連絡を頂いたお母さんから、ぜひこちらを市の職員に紹介してほしい、というリンクが同時に届きました。NPO法人セイピーズプロジェクトという団体が発行した「放射線被ばくから子どもを守るために」というパンフレットです。
このなかで放射能について、人への影響について分かりやすく述べられています。そして、人体への影響ははっきりとしたことは分かっておらず、放射能はできるかぎり避けたほうがよいと述べています。せめてこんな基本的なことくらい、国も市も伝えてほしいものです。いまそれが可能かどうかという判断とは別の問題です。
このパンフレットの最後に、6月5日の学習会の案内が出ています。この講師である上田昌文さんを、私たち生活者ネットも7月3日に招いて学習会を行ないます。ぜひ、7月3日の学習会にご参加ください(7月3日10時〜 ルミエール府中第1・第2講習室)。