9月29日の緊急学習会「がれき焼却・除染はこれでよいのか」にご参加を!
10月1日から、いよいよ多摩川衛生組合でも、宮城県女川町のがれきが焼却されそうです! 3か月で900t。市民の不安の声は高まっています。
9月の府中市議会では、災害がれき焼却問題で、2つの趣旨の市民の陳情が出ました。
ひとつは市民の健康への影響を考え、瓦礫を受け入れないでほしい。受け入れるなら、23区や多摩市が行っているような頻度で大気や土壌の放射能測定や有害物質の測定を行なってほしいという陳情です。
もうひとつは、がれきを受け入れるなら、広い範囲での空間放射線量や周辺土壌の有害物質(アスベスト、PCB、砒素)などの測定を行なってほしいという陳情です。
生活者ネットは「がれきの総量は7月に見直され、当初見込みより4割も減っている。宮城県では仮設焼却炉の建設も進み、当初予定の26年3月までに県内で処理はできるとされている。宮城県議会のなかにも、県外に運んで焼却処理する広域処理には異論がある。地方自治体の一般廃棄物焼却では想定されていない、放射能や有害物質を含むがれきの焼却は、汚染の拡散であり問題だ」として2つの陳情に賛成しましたが、いずれも賛成少数で、否決されてしまいました。
多摩川衛生組合が川をはさんで目の前にある地域に住む府中市民はたくさんいます。23区内では、災害がれき受け入れ後に水銀やアスベストが検出されたため停止している工場がいくつか出ているにもかかわらず、市は多摩川衛生組合に有害物質の測定を求めたり、市独自の測定を行なうという考えは持たず、残念ながら、議会もそれを認めました。
9月29日(土)午後6時から、国立市のさくらホール(国立駅南口すぐ)において「がれき処理・除染はこれでよいのか」と題した学習会が開かれます。同名の著書(共著)を出している熊本一規さん(明治学院大学国際学部教授)、辻芳徳さん(元東京都清掃局職員)が講師です。
国が「復興」だといって進める広域の自治体でのがれき焼却が、環境に与える問題点、法律上の問題点を学び、多摩川衛生組合の焼却をやめさせたいと企画されました。
ぜひ、ご参加ください。