家族の子育てでは、まず子どもの教育費。「いくらかかるか」「そのための準備はできているか」「目標を持っているか」をイメージして、家族で教育の方針を話し合うことが重要だということです。
教育費は計画性を持って、足りない学費は奨学金などを利用することもできます。また、子ども自身が奨学金を返済することで、自立心を育てることにもつながります。自分や家族に合った情報を選択して、ライフプランについてきちんとした知識も必要だと思いました。
最近では、フリーターなど子どもの経済的自立がないために、老後も子どもの生活費の面倒を見る場合が多いそうですが、将来については親子でよく話合うことも大切だということでした。
しかし、それでも、人生何が起こるかわかりません。お金だけでなく、人間同士のたすけあいも、公的保障の充実も必要です。
教育費だけでなく子育てはいくつになっても、悩みがつきません。自分だけの悩みだと思っていても、たくさんの人が共有していることかもしれません。ひとりで悩まないで、誰かに相談することでよりよく変わることもあるでしょう。だれにとっても充実したライフステージになるように、ひとりひとりが声を上げていくことも大事だと思いました。
東京・生活者ネットワークが行なった『義務教育期における教育費用調査』では、アンケートに回答された方のほぼ半分が「教育費はかかるがしかたがない」と思っています。
お金がかからなくても十分な教育を受けることができるような教育のしくみと、どんな選択肢のなかでも子どもたちが夢や希望をもって毎日を過ごせるよう、バックアップできる社会が必要だと思いました。