6月30日、安倍政権が集団的自衛権の行使容認の閣議決定を行なう情勢であることから、「戦争をさせない1000人委員会」の官邸前抗議行動に呼応し、抗議行動に行ってきました。「解釈改憲で9条を壊すな！」「アメリカと一緒に戦争をするな！」と、官邸前で声を挙げました。
 安倍政権は、昨年は外交・安全保障政策の迅速な決定を目指すとして日本版「国家安全保障会議（NSC）」関連法を成立させ、さらに今年に入って特定秘密保護法を強行採決、さらに「武器輸出3原則」を見直し、今回の集団的自衛権の行使を容認など、「戦争のできる国」へと突き進んでいます。官邸前では齢90になろうという、かつて「軍国少女」だった反省から反戦の意志を貫いてきたKさんも見かけました。そんな人たちがたくさん集まって怒りの声を挙げていました。
 しかし、このような多くの立場からの反対や懸念の声を無視し、戦争で多くの被害を受けたという反省と、さらにアジアの人たちに対し二度と加害行為を行わないという歴史的な約束である日本国憲法の「平和主義」の理念が、閣議決定という協議だけで変更されてしまいました。許せません。

官邸前からあふれる人々と共に抗議の声を挙げました