「こども料理科学教室」〜野菜の甘みを生かしたクッキーづくり〜 講師:上田昌文さん(市民科学研究室)企画のお誘い

小麦粉、卵、砂糖、膨張剤…
               楽しみながら、材料の役割を学びませんか。

 食べ物作りは日々、いやでもやらざるを得ないのですが、科学を学んだ人にとっては、知識と経験の「総まとめ」でもあるようです。
 材料を選び、手順を考え、仕上がりの出来、不出来について推論する…こだわればはまってしまう世界なのですね。しかも仮説を立て、材料に手を加えて比較実験なんてできれば、それは「科学」に違いありません。

 私たちにこれまで「電磁波」の問題、「放射能の危険性」や「低線量被曝」の問題を教えてくれてきた市民科学研究室の上田昌文さんは、食べ物を科学する子ども向けの体験講座も企画し、実際に子供たちに教えてきています。
(子ども料理科学教室はこんな教室です。)

 単なる料理教室でもなく、子ども科学実験でもないこの講座を一度見聞したいと常日頃考えていましたが、この夏休みに生活クラブ・まち府中グループで、上田さんをお招きして講座を開くことになりました。10個のプログラムを上田さんは考案していますが、その中で「野菜の甘さを生かしたクッキーづくり」に挑戦していただきます。

 クッキーづくりはずいぶん前には子どもとよく挑戦しました。小麦粉にも種類ごとの特性があり、選びました。膨張剤も卵も、入れる・入れないで言い合ったものです。野菜はよーく水気を絞らないと、まるでお団子になったり…貴重な思い出ではありますが、「なぜ?」を説明できたかと言えば、「経験!」で押し切ったものです。

 その子もすでに高校卒業。時機を逸しました。小学校のときに学校の「家庭科」で「科学の目」を持って料理を教えてくれていたらと思わずにはいられません。
まだ申し込みは少ないのですが、男の子だからとか、料理教室のイメージにとらわれず、小学校前後のお子さんと保護者のかたが参加してくれたら、きっと得るものがあると思います。以下、呼びかけ文を貼り付けます。よろしくお願いします。

 

生活クラブ・まち府中グループ「チューリップ」主催
夏休み親子企画 「こども料理科学教室」
       〜野菜の甘みを生かしたクッキーづくり〜

 楽しい実験やクイズをおりまぜながら、野菜の甘みを生かしたクッキーづくりをします。甘みは砂糖だけではなく、野菜にも存在することを子どもたちにも気付いてもらうことがねらいです。  単なるお菓子作りではなく、科学的な視点にたった子供たち向けの解説も受けながら、お菓子の不思議を親子で体験しませんか。

◆日 時 7月31日(水) 10:00〜13:00
◆場 所 中央文化センター  調理室
◆講 師 上田昌文さん(NPO法人 市民科学研究室・代表)
◆定 員 親子15組(準備の関係で、事前申し込みが必要です) 
◆参加費 1人300円         
◆持ち物 エプロン・三角巾
*小学生以上の親子で参加してください。未就学児やお子様だけの参加はご相談ください。

*申し込み・問い合わせ先:前田(070-6563-8821)